中学受験の過去問はいつから?テーマ別・年度別の始め方

中学受験の過去問を始める時期は、過去問をどのように使うかによって異なります。

  • すでに学習したテーマの過去問:小6前半から取り組めます
  • 1年分を本番と同じ時間で解く年度ごとの演習:小6の秋頃が一つの目安です
  • 志望校の過去問で手をつけられない問題が多い場合:年度ごとの演習を冬から始めることもあります

秋になったから全員が年度ごとの演習を始める必要があるわけではありません。志望校の問題で、これまでに学んだ知識や考え方を十分に使えていない場合には、テーマごとの対策や塾教材の問題を優先した方がよいこともあります。

大切なのは、「何月だから始める」と決めることではなく、現在の学力と志望校の問題を確認し、今どのように過去問を使うべきかを判断することです。

私は、灘・東大卒のプロ家庭教師として、中学受験算数を中心に、大阪・兵庫・京都・奈良での対面指導と全国へのオンライン指導を行っています。

灘高受験で過去問の確認が遅れた経験から、早めに確認するようになりました

私自身、灘高校を受験したときには、数学以外の過去問を十分に確認できていませんでした。

特に国語は、入試直前になって初めて過去問を解き、塾で取り組んできた問題との違いに気づきました。しかし、残された時間が少なく、十分な対策ができないまま入試を迎えました。

一方、本格的に大学受験の勉強を始めたのは高校2年の秋頃でしたが、高校1年の頃から英語・数学の東大の過去問を確認し、出題傾向を把握していました。

その後、数学は高校3年の東大模試で成績優秀者として掲載され、英語も東大合格水準に達し、最終的に東京大学に合格しました。

この経験から、年度ごとの演習を本格的に始める時期とは別に、志望校の過去問そのものは早めに確認し、入試で何が求められるのかを把握したうえで、今後の勉強で何を重視するかを考えることが重要だと考えています。

中学受験不合格から灘高・東大合格までの受験経験

テーマ別の過去問は小6前半から取り組めます

過去問は、必ず1年分を最初から最後まで解かなければならないものではありません。

塾ですでに学習したテーマについて、志望校の過去問から問題を選んで取り組むこともできます。

例えば、速さを一通り学習した後であれば、志望校で出題された旅人算や通過算などの問題を解き、塾で学んだ知識や考え方を使えるか確認できます。

ここで重要なのは、過去問に正解できたかどうかだけではありません。

解けなかった場合には、どこで考え方が止まったのか、これまでに学んだ知識や考え方のうち何を使えなかったのかを確認する必要があります。

そのうえで、同じテーマの標準問題や類題に取り組み、条件や聞かれ方が変わっても、学んだ知識や考え方を使えるようにする必要があります。

このようにテーマ別に過去問を使えば、年度ごとの演習を始める前から、志望校の問題を解くために、どのテーマを重点的に学習する必要があるのかを確認できます。

第一志望校と併願校の過去問をテーマごとに分類し、生徒に必要な問題を選ぶ指導については、次のページで詳しく説明しています。

生徒に合わせた中学受験の過去問対策

年度ごとの過去問演習は小6の秋頃から始めるのが目安

小6の秋頃からは、テーマごとの演習と並行して、1年分の過去問を本番と同じ時間で解きます。

年度ごとに解くことで、現在の得点だけでなく、時間配分や問題を解く順番、最後まで解けるかなどを確認できます。

また、解ける問題を後回しにしていないか、難しい問題に時間をかけすぎていないかも確認できます。

年度ごとの演習には、現在の学力を確認するだけでなく、入試本番でどの問題から取り組み、どのように得点するかを考える役割があります。

年度ごとの過去問演習を冬から始める場合

年度ごとの過去問演習は、早く始めればよいとは限りません。

年度ごとの演習よりテーマ別の対策を優先した方がよいのは、志望校の過去問で手をつけられない問題が多く、各分野で学んだ知識や考え方を志望校レベルの問題で十分に使えていない場合です。

その段階では、1年分の過去問に時間を使うより、塾教材の標準問題や、テーマごとに選んだ過去問・類題に取り組み、志望校の問題に対応する力を身につける方がよい場合があります。

そのため、生徒によっては、年度ごとの演習を冬から始めることもあります。

開始が早いか遅いかではなく、その時点で何に時間を使う方が入試の得点につながるのかを考えて、開始時期を決める必要があります。

中学受験の過去問を始める時期のまとめ

中学受験の過去問を始める時期は、使い方と現在の学力によって異なります。

テーマ別の過去問であれば小6前半から取り組めます。年度ごとの演習は小6の秋頃が一つの目安ですが、現在の学力によっては冬から始めることもあります。

現在の学力と志望校の問題を確認し、塾教材や標準問題、テーマ別の過去問、年度ごとの過去問のうち、今何を優先するかを決めることが重要です。

中学受験の過去問対策|生徒に合わせて過去問を使い分ける

過去問を始めた後の悩みについて

過去問を始めた後、合格最低点に届かない場合や、模試の判定と過去問の得点が一致しない場合については、次のページで詳しく説明しています。

過去問対策を家庭教師に相談したい方へ

私の指導では、現在の成績や答案、塾教材、志望校の過去問を確認し、今は塾教材や標準問題を優先するのか、テーマ別の過去問に取り組むのか、年度ごとの演習へ進むのかを判断します。

テーマ別の過去問で解けなかった問題については、生徒が実際にどのように考えたのかを確認し、使えていない知識や考え方を特定します。そのうえで、塾教材の標準問題や同じテーマの過去問・類題から必要な問題を選んで扱います。

第一志望校と併願校については、複数年度の過去問を確認し、出題頻度や重要度、生徒の学力を踏まえて、優先して取り組むテーマや問題を選びます。

年度ごとの演習では、得点だけでなく、時間配分や問題を解く順番なども確認し、志望校の入試で点を取るための対策を行います。

私は、灘高等学校・東京大学卒、指導歴20年以上のプロ家庭教師です。中学受験では算数を中心に、理科・国語にも対応しています。

対面指導は大阪府・兵庫県を中心に、京都府・奈良県の一部地域で行っています。オンライン指導は全国に対応しています。

授業料は1時間9,000円(税込)です。入会金・教材費はありません。対面指導では交通費の実費のみご負担いただいています。初回の体験授業は無料です。

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