中学受験で家庭教師は必要?塾だけで十分な場合・家庭教師をつけた方がよい場合

私は、灘・東大卒のプロ家庭教師です。旧司法試験にも合格しています。中学受験では、算数を中心に理科・国語も指導しています。

「塾に通っているのに成績が伸びないので、家庭教師をつけた方がよいのか」
「算数など一科目だけ苦手でも、家庭教師に見てもらう意味はあるのか」
「塾の授業についていけず、宿題も十分に消化できていない。このまま塾だけで受験勉強を続けてよいのか」

このような理由から、中学受験で家庭教師をつけるべきか迷うことがあると思います。

ただ、家庭教師が必要かどうかは、成績や苦手の有無だけでは判断できません。

苦手な科目や分野があっても、他で得点を補い、志望校の入試で合格点に届く見込みがあるのであれば、家庭教師をつける必要性は高くありません。

成績が悪くても、原因が分かっており、必要な学習に取り組むことで本人やご家庭で問題を解決できるのであれば、家庭教師をつける必要性は高くありません。

一方、塾の成績が良くても、志望校の過去問では合格点に届かず、本人やご家庭ではその問題を解決できない場合には、家庭教師をつけた方がよいでしょう。

つまり、まず判断すべきなのは、現在の苦手や問題点が、志望校に合格するために解決すべき課題なのかどうかです。

解決すべき課題であれば、次の判断基準は、その課題を本人やご家庭で解決できるかどうかです。

このページでは、具体的なケースに分けて、塾だけで十分な場合と家庭教師をつけた方がよい場合を説明します。

成績が良ければ、家庭教師は原則として必要ありません

塾の授業を理解できており、公開テストや模試でも良い成績を取れているのであれば、原則として家庭教師をつける必要はないと考えています。

中学受験では、塾のカリキュラムを十分にこなすことで、合格に必要な学力を身につけることができるからです。

ただし、塾の成績が良くても、志望校の過去問では点が取れない場合は別です。

成績が悪くても、家庭教師をつける必要性が低い場合があります

成績が悪いからといって、すぐに家庭教師をつける必要があるとは限りません。

成績が悪い原因が分かっており、必要な学習に取り組むことで本人やご家庭で問題を解決できるのであれば、家庭教師をつける必要性は高くありません。

成績は悪いが、知識や典型問題で多く失点している

成績が悪くても、答案を見ると、

「必要な知識を覚えていない」
「これまでに習った典型的な問題を十分に解けるようになっていない」

ことが主な失点原因になっている場合があります。

一方で、初めて見る問題や、条件を整理して考える必要がある問題では、比較的よく解けていることもあります。

たとえば、算数の典型問題、国語の漢字・語句、理科の生物・地学などの知識問題では失点していても、初めて見る問題や、条件を整理して考える問題では解けている場合です。

このような場合には、考える力そのものよりも、知識不足や典型問題の演習不足が成績に表れている可能性があります。

必要な知識を覚え直し、解けなかった典型問題を繰り返し復習することで、本人やご家庭で知識不足や演習不足を補えるのであれば、家庭教師をつける必要性は高くありません。

特に理科では、知識不足が主な原因であれば、まずは塾で習った内容を覚え直すべきです。

小6の秋以降になって知識不足が残っていても、これまで私が指導した中学受験生では、秋以降から知識分野を学び直し、入試までに不足していた知識を補えた例があります。

そのため、小6の秋以降に知識不足が残っていること自体を理由に、すぐに家庭教師が必要とはいえません。必要な範囲が分かっており、本人やご家庭で覚え直すことができるのであれば、家庭教師をつける必要性は高くありません。

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時間はあるのに、宿題や自習をしていない

塾の宿題や復習に取り組む時間があるのに十分に勉強していない場合は、家庭教師をつける前に、まず現在の宿題や復習に取り組むことが先です。

ただし、塾の授業を十分に理解できず本人だけでは宿題を進められない場合や、一人では勉強を始められず外部からの学習管理が必要な場合は別です。

一つの科目・特定の分野だけ苦手でも、家庭教師が必要とは限りません

一つの科目や特定の分野が苦手だからといって、すぐに家庭教師をつける必要はありません。

苦手な科目や分野があっても、他の科目や分野で得点を補い、志望校の入試で合格点に届く見込みがあるのであれば、家庭教師をつける必要性は高くありません。

一方、苦手な科目や分野を残したままでは合格点に届く見込みが低い場合には、その苦手を克服する必要があります。

一つの科目だけ苦手

他の科目では塾の授業についていけていても、算数など一つの科目だけ苦手なことがあります。

一つの科目が苦手でも、他の科目で得点を補い、志望校の入試で合格点に届く見込みがあるのであれば、家庭教師をつける必要性は高くありません。

一方、その科目での失点が大きく、苦手なままでは合格点に届く見込みが低い場合には、その科目で得点を伸ばす必要があります。

現在の塾の授業や教材が本人の学力に対して難しすぎるなど、本人やご家庭だけではその科目の苦手を克服しにくく、学力に合うところまで戻って学び直す必要がある場合には、家庭教師をつけた方がよいでしょう。

特定の分野だけ苦手

受験勉強をしていれば、苦手な分野が一つや二つ残ることは珍しくありません。

すべての苦手分野を克服しなければ、志望校に合格できないわけでもありません。

私自身も高校受験では、理科の天体分野が苦手でした。ただ、天体が出題されても基礎的な問題には対応でき、他の分野で得点すれば、理科全体で合格に必要な点数を取れる見込みがありました。そのため、限られた時間の中で天体を苦手なまま残し、他の分野の学習を優先しました。

このように、苦手分野を残しても志望校の入試で合格点に届く見込みがあるのであれば、その苦手を無理に克服する必要はなく、家庭教師をつける必要性も高くありません。

一方、その苦手分野を残したままでは合格点に届く見込みが低い場合には、苦手を克服する必要があります。

本人やご家庭だけでは克服しにくい場合には、その分野に絞って家庭教師をつけた方がよいでしょう。

志望校の過去問で点が取れない場合

公開テストや模試では良い成績を取れていても、志望校の過去問になると思うように点が取れないことがあります。

学校によって、出題される分野や難度、問題の問われ方、必要な考え方、時間配分などが異なるためです。

この場合には、まず、なぜ志望校の問題では点が取れないのかを見極める必要があります。

たとえば、点が取れない原因が時間配分にあり、解く順序や時間の使い方を見直すことで本人やご家庭で解決できるのであれば、家庭教師をつける必要性は高くありません。

一方、なぜ点が取れないのかを本人やご家庭では見極められない場合や、問題の問われ方に対応できていない、使うべき知識や考え方を選べていないなど、原因が分かっても本人やご家庭ではその問題を解決できない場合には、家庭教師をつけた方がよいでしょう。

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成績が悪く、家庭教師をつけた方がよい場合

成績が悪くても、本人やご家庭で問題を解決できるのであれば、家庭教師をつける必要性は高くありません。

一方、塾の授業についていけない、宿題では解けるのにテストでは点が取れないなど、塾と家庭学習だけでは課題を解決できない場合には、家庭教師をつけた方がよいでしょう。

塾の授業についていけず、理解不足が積み重なっている

塾の授業を十分に理解できないまま、次の単元へ進んでいる場合です。

特に算数や理科では、以前に学んだ内容を前提として新しい内容を学ぶため、分からない部分を残したまま進むと、理解不足が積み重なっていきます。

塾では決められたカリキュラムに沿って集団授業が進むため、一人の生徒に合わせて以前の単元まで戻り、授業をやり直すことはできません。

塾の授業についていけず、本人やご家庭だけでは理解不足を解消できない場合には、分からなくなったところまで戻って学び直すために、家庭教師をつけた方がよいでしょう。

宿題はできるのに、テストになると点が取れない

塾の宿題では解けているのに、公開テストや模試になると思うように点が取れないことがあります。

宿題では、どの単元のどの考え方を使うのかがある程度分かった状態で問題を解きます。

一方、テストでは、問題の条件から使うべき知識や考え方を選び、それらを結びつけて解き方を組み立てる必要があります。

そのため、宿題では解けても、問題の条件や問われ方が変わると解けなくなることがあります。

このような場合、テストで解けなかった原因が、問題の条件に気づかなかったのか、使うべき知識や考え方を選べなかったのか、問題の条件と知識や考え方を結びつけて解き方を組み立てられなかったのかを、本人やご家庭では判断しにくいことがあります。

なぜテストでは解けないのか、どうすれば解けるようになるのかが分からず、本人やご家庭だけではこの問題を解決できない場合には、家庭教師をつけた方がよいでしょう。

宿題に十分な時間を使っているのに、成績が上がらない

塾の宿題に十分な時間を使っているのに成績が上がらない場合には、まず、なぜ時間をかけても得点につながっていないのかを確認する必要があります。

塾の授業や問題の解き方を十分に理解できていないために宿題に時間がかかっている場合もあれば、現在の学力に対して難しすぎる問題に時間を使っていたり、間違えた問題を十分に復習できていなかったりする場合もあります。

取り組む問題の優先順位や復習の仕方を見直すことで成績が上がるのであれば、家庭教師をつける必要性は高くありません。

一方、塾の授業を十分に理解できておらず必要なところまで戻って学び直す必要がある場合や、学習の優先順位や復習の仕方を見直しても成績が上がらず、本人やご家庭だけでは問題を解決しにくい場合には、家庭教師をつけた方がよいでしょう。

ご相談・無料体験授業で、家庭教師が必要かどうかを判断します

ご相談や無料体験授業では、現在の成績や答案、塾での学習状況、志望校などを踏まえて、まず、現在の苦手や問題点が志望校に合格するために解決すべき課題なのかを判断します。

解決すべき課題であれば、その課題を本人やご家庭で解決できるのか、家庭教師による指導が必要なのかを判断します。

家庭教師をつける必要性が高くない場合には、そのようにお伝えします。

家庭教師が必要な場合は、塾の学習を軸に必要な部分を補います

私は、中学受験では基本的に塾の学習を軸に指導しています。

中学受験では、塾のカリキュラムを十分にこなすことで、合格に必要な学力を身につけることができるからです。

そのため、家庭教師をつけたからといって、塾とは別のカリキュラムを組んだり、新しい教材を増やしたりすることを前提にはしていません。

指導では、塾での学習状況やテストの結果、現在の学力、志望校などを踏まえて、本人やご家庭だけでは解決しにくい課題に絞って指導します。

たとえば、

  • 塾の授業についていけていない場合は、理解できていないところまで戻って学び直し、塾の授業についていけるようにする
  • 宿題では解けてもテストで解けない場合は、問題の条件の見方や知識・考え方の使い方を確認し、条件や問われ方が変わっても解けるようにする
  • 宿題の中から優先して取り組む問題と繰り返し復習する問題を決め、公開テストや模試で点を取れるようにする
  • 志望校の過去問で点が取れない場合は、その原因を見極め、原因に応じて対策し、入試で合格点を取れるようにする

など、その生徒の状況に合わせて指導内容を決めます。

新しい勉強を増やすのではなく、本人やご家庭だけでは解決しにくい課題に絞って指導し、最終的に志望校の入試で合格点を取れるようにします。

家庭教師の必要性や学習方法についてご相談いただけます

家庭教師が必要かどうか相談したい方、学習方法や過去問対策について相談したい方、無料体験授業をご希望の方は、お問い合わせフォームからご連絡ください。

ご相談だけでもお気軽にお問い合わせください。

内容を確認したうえで、原則として24時間以内にメールで返信します。

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