中学生のときに身につけた英語力が、東大受験まで役立った理由
私は高校受験で灘高校に合格し、その後、東京大学に進学しました。
現在はプロ家庭教師として、中学生・高校生・高卒生に英語を指導しています。
高校受験のために勉強した教科の中で、大学受験まで最も役立ったと感じているのが英語です。
中学生のときに文型・英文法・構文の理解を徹底したことで、高校進学後も英語は得意科目であり続けました。
東大受験でも、英語の基本的な学び方を変える必要はありませんでした。
語彙力を増やし、読む速度を上げ、要約・自由英作文・リスニングなど東大の出題形式に合わせた対策を加えることで、東大模試では英語で成績優秀者として名前が掲載される水準まで伸ばすことができました。
高校受験までに、文法・構文・語彙は高校1年生程度まで学んだ
高校受験の時点で、仮定法や分詞構文を含む英文法を一通り理解していました。語彙や英文の難度も含めて、高校1年生程度の内容まで学んでいたと思います。
英文和訳については、中学3年生の段階で、高校2年生程度の問題にも取り組んでいました。
ただし、難しい英文を何となく読んだり、単語の意味をつなぎ合わせて訳したりしていたわけではありません。
知らない単語や表現は辞書で調べることを前提に、英文の構造を正確に捉えることを重視していました。
具体的には、主語・動詞・目的語・補語からなる文型、語句どうしの修飾関係、不定詞・分詞・関係詞・接続詞などの働きを相互に確認しながら、英文全体の構造を捉えます。
こうして、文型と文法に基づいて英文全体の構造を捉え、意味を正確に理解する訓練を重ねました。
知らない単語は、辞書を使えば調べられます。
しかし、単語の意味が分かっても、文型や修飾関係を捉えられなければ、英文全体の意味を正確に理解することはできません。
中学生のときに身につけたこの力が、その後の高校英語や大学受験で最も役立ちました。
東大受験では、身につけた力を高めればよかった
東大受験に向けて必要だったのは、主に次の三つです。
- 語彙力を増やすこと
- 正確さを保ったまま読む速度を上げること
- 要約、自由英作文、リスニングなど、問題形式ごとの対策を行うこと
高校英語では、語彙が増え、扱う英文も長く複雑になります。
しかし、英文を理解するための基本原理そのものが変わるわけではありません。
文型と文法に基づいて英文の構造を捉え、意味を理解するという基本は、中学生のときから同じです。
そのため、東大受験でも、中学生のときに身につけた文法力と構造把握力を生かして、語彙力、読む速度、問題形式への対応力を、東大合格に必要な水準まで高めればよかったのです。
灘高校で感じた中学英語の重要性
中学から進学してきた灘高生の中には、高3になっても英語で苦労している生徒がいました。
一方で、高校受験を経て入学してきた生徒については、少なくとも私の知る範囲では、英語が極端に苦手な生徒は思い当たりません。
これは、高校受験までに英語を一定の水準まで学んでいたことが大きかったのではないかと思います。
灘高校に合格するためには、語彙力を高めるだけでなく、文型や文法に基づいて英文を正確に読み、英文和訳や英作文にも対応できるようにする必要があります。
その過程で身につけた英語力は、高校進学後にも役立っていたはずです。
中学生のうちに、文型・文法・構文に基づいて英文を理解できるようにしておくことは、高校入試だけでなく、その後の高校英語、大学受験にもつながります。
中学生のうちに、英語の土台を作ることが大切です
高校に進むと、語彙は増え、英文は長く複雑になります。
大学受験では、英文和訳、要約、内容説明、自由英作文など、出題形式に応じて答案を作る力も必要になります。
そのときに土台になるのが、中学生のうちに、文型・文法・構文を理解し、それらを使って英文を正確に読めるようにしておくことです。
単語の意味をつなげて何となく読むのではなく、英文の中で主語・動詞、修飾関係、語句の働きを確認しながら読む習慣を身につけておくと、高校英語や大学受験の学習を進めやすくなります。
東大受験でも、私にとって最後まで役立ったのは、中学生のときに身につけたこの読み方でした。
中学生のうちに、単語を覚えるだけでなく、文型・文法・構文に基づいて英文を理解する力を身につけておくことが大切です。
中学生から高校生・高卒生までの英語指導については、英語指導ページで詳しく説明しています。